建設の仕事全般 給料(年収)
「実際の時給」の出し方と、求人のくらべ方
手取みらい
朝から現場、そのあとは書類の仕事。
一日が長いと、給料が合っているのか気になります。
「1時間あたり」で、いっしょに見てみましょう!
年収が高い求人が、働く時間まで考えても得だとは限りません。
年収が同じでも、残業が多くて休みが少ないと、1時間あたりにもらえるお金は少なくなります。
この記事では、年収を働く時間でわった「実際の時給」の出し方と、求人をくらべるときに見るポイントを説明します。
「実際の時給」とは
年収を、1年間に働く時間の合計でわった数字です。
年収の高さだけではわからない、働き方の違いをくらべるために使います。
計算のしかた
次の3つのステップで計算します。
- 1年に働く日数 = 365日 − 1年の休みの日数
- 1年に働く時間 = 働く日数 × 1日の勤務時間 + 1か月の残業時間の平均 × 12
- 実際の時給 = 年収 ÷ 1年に働く時間
自分で試したいときは、時給計算ツールで、2つの働き方をならべてくらべられます。入力した数字は、送られたり保存されたりしません。
計算の例(仮の数字)
次の2つの働き方をくらべます。数字は説明のための例で、本当にある求人ではありません。
| A | B | |
|---|---|---|
| 年収 | 500万円 | 480万円 |
| 1か月の残業時間の平均 | 45時間 | 20時間 |
| 1年の休みの日数 | 105日 | 125日 |
| 1日の勤務時間 | 8時間 | 8時間 |
| 1年に働く日数 | 260日 | 240日 |
| 1年に働く時間 | 2,620時間 | 2,160時間 |
| 実際の時給 | 約1,908円 | 約2,222円 |
年収はAのほうが20万円高いのに、実際の時給はBのほうが約314円高くなります。
1年に働く時間は、Bのほうが460時間短い計算です。
1年の休みの日数の見方
土日だけが休みだと、休みは1年に104日くらいです(365日 ÷ 7日 × 2日)。
祝日、夏休み、年末年始なども休みの会社は、これより多くなります。
求人票に書いてある「年間休日」が、どの休みをふくんだ日数なのかも、確かめましょう。
計算に入れるときの注意
- みなし残業(固定残業代): 「最初から給料に入っている、決まった時間分の残業代」のことです。
想定している年収に残業代が入っているときは、その時間分も、働く時間に入ります。「何時間分が入っているか」を確かめましょう。
ツールや計算には、みなし残業の時間ではなく、実際の1か月の残業時間の平均を入れます。 - 通勤の時間・持ち帰りの仕事・休みの日の出勤: 上の計算には入っていません。実際の大変さは、これらで変わります。
- ボーナス(賞与): 年収に入れるときは、「実際にもらった額(実績)」か「もらえそうな額(見込み)」かを確かめます。
- 時期による違い: いそがしい時期とひまな時期で、残業の時間は変わります。1か月の残業時間は、1年の平均で考えましょう。
みらいのひとこと
計算がめんどうなときは、時給計算ツールが使えます。
数字を入れるだけで、実際の時給を出してくれます!
求人をくらべるときに確かめたいこと
- 年収に入っているもの(みなし残業、手当、ボーナス)
- 休みの日数と、休みのとり方(土日祝が休みか、現場の都合で変わるか)
- 1か月の残業時間の平均(実際の平均と、多い月の目安)
- 勤務地と、転勤(勤務地が変わること)があるか